経済産業大臣指定伝統工芸品
冬の間の手仕事として古来より受け継がれてきた編み組細工。三島町には編み組細工の工人がおり、今なおその技術が受け継がれています。材料はヤマブドウやマタタビ、ヒロロなどで、生活用品のザルなどから、現代的にアレンジされたバッグや財布まで様々です。
どれも緻密に編まれ、その技術は高く、国の伝統工芸品に指定されています。
使い込むほどに飴色に艶が出て美しく変化します。
経済産業大臣指定伝統工芸品
昭和村は苧麻(ちょま)と呼ばれる「からむし」を栽培し、それを原料としてからむし織を製造しています。すべてを人の手で行い、できあがった反物は軽くサラリとして肌触りが非常に良く、夏の最上級織物と称されています。からむしの生産技術は、国の選定保存技術に指定されています。その技術を後世に伝えるため「からむし織体験生(織姫)制度」を設け、若い世代に継承しています。
道の駅奥会津かねやまでは、ここでしか味わえないご当地ソフトが人気です。
赤カボチャソフトには、農林水産大臣賞を受賞した強い甘みが特徴の「金山赤カボチャ」がフリーズドライされて入っています。
そばソフトは焙煎された地元産のそば粉が入っており、甘さ控えめです。
南会津町には【会津酒造】【花泉酒造】【開当男山酒造】【国権酒造】の4つの酒蔵があり、それぞれが美味しい酒づくりに凌ぎを削っています。
南会津地域は、雪が多く降る地域で冬の冷え込みも厳しい日が多いですが、この雪解け水が美味しい酒づくりに向いていおり、積もった雪が断熱材の役割をして外気の影響を受けにくく、蔵の内部の温度を比較的安定的に保つことができるため、「繊細な温度管理が味を大きく左右する」といわれる日本酒を造るのに適した環境といえます。
鶴が傷を癒した伝説の名湯「つるの湯」。開湯1,200年を誇ります。源泉かけ流し100%の天然薬湯温泉で、湯治場として親しまれてきました。露天風呂は只見川が間近に迫り、まさに絶景。食事処もあり、ゆっくり過ごせます。湯治棟も併設しているので宿泊も可能です。
川のせせらぎや鳥の声、風のささやき、冬の静けさ。自然に囲まれた尾瀬檜枝岐温泉は、四季折々、表情が変わる景色を存分に楽しめます。日帰り湯は「燧の湯」「アルザ尾瀬の郷」「駒の湯」の3か所。旅の疲れをじっくり癒してくれます。
※写真は燧の湯です。
磐梯山信仰を取り込み、東北地方で最も早く仏教文化が花開いた会津は、今も平安初期から中世、近世の仏像や寺院が多く残り「仏都会津」とよばれています。
会津の三十三観音巡りを構成する文化財が会津地域の各所に点在しています。
白い岩肌の上に立つ荘厳な建物が約1,200年前に徳一大師によって開創され、ご本尊の福満虚空蔵菩薩は弘法大師の作と伝えられています。茨城県の大満虚空蔵菩薩、千葉県の能満虚空蔵菩薩と共に日本三所の虚空蔵菩薩と言われ、今もなお多くの参詣者を集めています。春は桜、秋は紅葉が美しく、信仰の歴史を感じながら散策を楽しめます。
国道289号から見える断崖絶壁の下に位置する成法寺。平安時代初期に徳一和尚が開山したと伝えられます。観音堂は推定室町時代建造。純唐様建築で国重要文化財に指定されています。