オーソドックスからユニークな味まで!会津ラーメンを食べ比べる!

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会津のラーメンはバリエーションが豊富!温泉水から生まれたまろやかな味わいの山塩や、会津の醸造文化が醸す旨味たっぷりのしょうゆ、その他各地域の特産品を使ったユニークな味のものまで、食べ比べたら推しになること間違いなし!


会津山塩ラーメン(北塩原村)

大塩裏磐梯温泉の温泉水から作る山塩を使用。透き通った塩味のスープは、しっかりとした旨みと甘みを感じるまろやかな味わいが特徴です。

種類/塩

お問い合わせ/裏磐梯観光協会
TEL:0241-32-2349

温泉水が生み出すまろやかな味わいの会津山塩

2007年におよそ60年ぶりに復活した会津山塩。弘仁年間(810~824)の開湯と伝わる大塩裏磐梯温泉は、「グリーンタフ」と呼ばれる地層に閉じ込められた太古の海水が湧き出たナトリウム塩化物強食塩泉の湯です。長い年月をかけて変質した温泉水を煮詰めてつくる「山塩」づくりは、江戸時代から盛んに行われ、皇室にも献上した記録が残されています。

北塩原村大塩地区にある工場を訪れると、運ばれてきた温泉水を薪窯で4-5日かけて20%の濃度まで煮詰める作業が行われていました。薪の火力によって味わいが変わってしまうので調整が難しく、釜がいくつも並ぶ作業場は、夏には室温が90度にもなり長時間の作業ができないほか、塩分で釜が腐食してしまうので設備のメンテナンスも大変だそう。

その後一度釜に移し、余分なカルシウムを沈殿させて苦みを取り除き、翌日再加熱してから丸1日乾燥させ、ふるいで粒の大きさを分け不純物をピンセットで取り除きます。ここまでの作業は全て手作業。温泉水100ℓから採れる塩の量は1kg以下というとても貴重な山塩は、角がなく柔らかい味わいが特徴です。粒の大きさによってもその味が異なるそうなので、料理によって使い分けると美味しさも格別です。

お問い合わせ/会津山塩企業組合
TEL:0241-33-2340

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会津山塩が出来るまで

釜の中でゆっくり煮詰められて塩の結晶ができ上がっていきます

不純物が混じっていないか、丁寧にチェックしています

ミル入りは大きめの粒で、弱い火力で沸騰させないようにして作るので柔らかな味

会津山塩企業組合の皆さん

JR会津若松駅構内には組合直営店があります

お問い合わせ/会津山塩食堂
TEL:0242-22-1414

会津のラーメンを味わうなら、まずはここから!

会津地方で古くから作られている、味噌や醤油をベースとしたラーメン。会津のラーメンを食べるなら、まずはこちらの種類から味わってみてください!

喜多方ラーメン(喜多方市)

札幌、博多と並び日本三大ラーメンの一つに数えられるラーメンで、昭和初期に支那そばとして作られ始めたとされています。基本は醤油味の豚骨スープですが、店によってその味は千差万別。市内には100軒ほどのラーメン店があるので、食べ比べを楽しむのもおすすめです。

種類/しょうゆ

お問い合わせ/(一社)喜多方観光物産協会
TEL:0241-24-5200

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会津野澤宿味噌ラーメン(西会津町)

ひき肉と地元の野菜をたっぷり入れたコクと30年以上続く伝統ある濃厚な味噌ラーメン。麺はスープがよく絡む中太ちぢれ麺で、また食べたくなる味です。

種類/味噌

お問い合わせ/にしあいづ観光交流協会
TEL:0241-48-1666

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会津の醸造文化に触れる

会津地方では、古くから味噌や醤油、お酒といった発酵食品が作られてきました。

会津での醸造文化は、およそ400年前に蒲生氏郷が近江商人を連れて来たことに始まると伝わり、当時は発酵食品の製造に使われる塩や米は高価なもので、それを使ったお酒はお金持ちの家業だったと言われています。

会津の伝統的な味噌は赤色系で味が濃く、醤油は全国で大きく7種類に分けられ、東北は旨みが多いのが特徴だそう。

教えてくれたのは… 若喜商店 冠木紳一郎さん

1755年(宝暦5年)創業の若木商店は、会津産の大豆、小麦を使って作る「天然醸造醤油」で知られる醤油・味噌の醸造元。全国醤油品評会で優秀賞を受賞した「ワカキ醤油」は柔らかな甘さと香りの定番醤油で、喜多方ラーメンにも使用されています。醤油は、蔵で熟成されたもろみに槽(ふね)と呼ばれるもので圧力をかけ、生揚げ(きあげ)を絞り、85℃で1時間殺菌してからろ過して上澄みをとり、発酵を防ぐために再度殺菌・瓶詰めして完成します。

同店では“利き醤油”もできるので、味の違いをぜひ体験してみては。

お問い合わせ/若喜商店
TEL:0241-23-1446

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若喜商店について

「醤油も、お酒と同じく冬が最盛期なんですよ」と冠木さん

現在の店舗は昭和6年に作られたモダンな洋風建築で、国の有形登録文化財に指定されています

ワカキ醤油、天然醸造しょうゆと、天然のかつお節だしと昆布だしを加えた「だししょうゆ」

室で作られた醤油麹を6尺の木桶に入れ、築100年以上というもろみ蔵で2年間じっくりと熟成させます

会津のユニークなラーメンを食べ比べ!

会津地域では、お店独特のアイデアから生まれた味や、各地域の特産品を活かしたものまで、バリエーション豊かでユニークなラーメンがたくさん。観光のお供にぜひ食べ比べてみてください!

焼きそばラーメン(三島町)

常連さんのアイデアから誕生したという裏メニュー。酸味のきいたソース味のスープはインパクト大で、くせになる美味しさです。

種類/ユニーク

お問い合わせ/双葉食堂
TEL:0241-52-2034

冷やしラーメン(会津坂下町)

一年中食べられる「ひやっこい」ラーメンは、70年以上前から親しまれている会津坂下町民のソウルフード。あっさり、さっぱりとした味わいの冷たいスープは、冬でも食べたくなります。

種類/ユニーク

お問い合わせ/会津坂下町産業課
TEL:0242-83-5711

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からむしラーメン(昭和村)

からむし織りの原料となるからむしの葉を練りこんだ、緑色の麺が特徴的なラーメン。会津山塩を使った塩味と鶏白湯の2種類があります。

種類/ユニーク

お問い合わせ/(一社)昭和村観光協会
TEL:0241-57-3700

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会津白べこ牛乳ラーメン(会津若松市)

会津産の牛乳を使ったラーメンは、まろやかな牛乳の味わいにバターがコクをプラス。ポタージュのようなスープに中太縮れ麺が絡んだ、人気の一杯です。

種類/ユニーク

お問い合わせ/一風亭
TEL:0242-28-4885

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イタリアンラーメン(南会津町)

会津鉄道の会津田島駅2階あるレストランで提供されている、塩味ベースのバジルスープのイタリアンラーメン。南会津町特産のアスパラガスを練りこんだアスパラ麺も選べる、サラダ感覚で食べられるラーメンです。

種類/ユニーク

お問い合わせ/レストラン ヴォーノ
TEL:0241-62-5757

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トマトラーメン(南会津町)

ピリ辛の味噌スープに完熟トマト果汁を加えたイタリアン風のラーメンは、地元南会津のちぢれ太麺がスープによく絡みます。夏期には地元南郷産のトマトがトッピングされます。

種類/ユニーク

お問い合わせ/道の駅きらら289
TEL:0241-71-1289

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地鶏の塩白湯ラーメン(三島町)

三島町の会津地鶏を使ったラーメン。出汁には地鶏と野菜、果物を使用し、優しい味わいに仕上げました。

種類/ユニーク

お問い合わせ/SampSon
TEL:0241-42-7242

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らーめん&ビュッフェ(猪苗代町)

ハーフサイズのラーメンに好みのスープやトッピングで、オリジナルの一杯を作る体験ができます。餃子や郷土料理などのサイドメニューも充実しています。
※冬期間は土日・祝日のみ営業

種類/ユニーク

お問い合わせ/河京ラーメン館 猪苗代店
TEL:0242-62-5055

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美人ラーメン(会津美里町)

しょうゆ味のスープに、チョウザメのコラーゲンエキスを加えた珍しいラーメン。温泉でゆっくり体を休めた後に食べれば、お肌もすべすべになれそう。

種類/ユニーク

お問い合わせ/本郷温泉 湯陶里
TEL:0242-56-4364

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赤かぼちゃラーメン(金山町)

金山町特産の赤かぼちゃを使ったオレンジ色のスープは優しい甘さ。中太の麺によく絡み、絶妙な味わいを生み出します。

種類/ユニーク

お問い合わせ/ひょっとこ亭
TEL:0241-56-4936

ピーナッツ担々麺(喜多方市)

会津産ピーナッツの濃厚スープに、国産大豆をじっくり熟成させた丸大豆味噌、会津エゴマ豚のそぼろと、会津の食材にこだわった担々麺は、ほのかな甘さの後に辛味と旨味が感じられる極上の一杯です。

種類/ユニーク

お問い合わせ/農家レストラン塩川屋
TEL:0241-24-2520

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